「ピアノの練習」とは、ズバリ
“耳を鍛えること“
初っ端から答えを書いてしまいましたが
えっ⁉︎指を鍛えるんじゃないの?
とちょっとびっくりされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ピアノの練習は、
・こんな音を出したい
・こんな響きがここでは欲しい
・ここは力強く、ここでは囁くように弾きたい
・こんな風に全体をまとめたい
など、まずは具体的な音や映像のイメージが目の前に想像できたり、頭の中で聞こえたりしているかがとても重要です。
(このイメージが乏しかったり、そもそもイメージ自体が何も湧かないと、その後の練習がただの指の筋肉運動になってしまいます。)
え…?
頭の中で音が鳴るってどういうことかすらさっぱりわかんないんですけど…
映像をイメージするってどうすれば…
…と不安になったあなた。
安心してください
これも、単なる訓練と慣れです。
まずは、
うわーっ‼︎美味しい‼︎ とか
は〜なんてキレイなんだろう… とか
イヤだなー、不安だなー とか
ご自分の心の動きにしっかりと耳を傾け、
目から耳から舌から身体から
受けた刺激を骨の髄まで感じ取る習慣を身につけてみてください。
そして、この後がポイント
その時の映像や感情、その感触や雰囲気など、思い出せるもの全てを、眼を瞑り五感をフルに働かして思い出してみましょう。
あとは、その思い出した感覚を、頭の中にイメージした映像や音を実際にピアノの音に落としていきます。一発で、「そうそう!この音!」とハマることもあれば、「なんかイメージと違う!」と思うこともありますが、諦めずにこの作業を繰り返し行います。
ペダルも同じようにして踏んでいきます。欲しい音のイメージが決まっていれば、自ずとどこでペダルを踏めばいいのか、また、何故ペダルが必要なのかという、ペダルの役割もはっきり自分で理解した上で踏むことができるようになります。
なので、基本的に、私はいつも生徒さんに対してペダルの指導は、
「耳で踏んでね。ちゃんと自分の音を聴いていれば、音楽がペダルが必要なところは全て教えてくれるから」
と伝えています。
なので、結局ピアノの練習とは、勿論ピアノに向かって、沢山弾いて指を鍛えることも、難しいパッセージやテクニックの曲を弾きこなすためには欠かせませんが、
良い生の演奏を沢山聴いて、
音の響きのイメージを持つこと、センスを磨くこと、情感豊かになること
が不可欠で、
でも、そんなに頻繁に生演奏は聴けないので、CDやテレビを上手に活用することが大事なのでは、と感じています
以前、ブログにも書きましたが、イマジネーションを育むにはとにかく、インプット‼️インプット‼️
これしかありません。
自分の中に想像力のタネになるものがない限り、外にアウトプットするのは無理です。
耳が育てば、必然的にピアノの音も洗練されてきます
あとは、音楽だけでなく、美術作品や映画や小説 にたくさん触れる
旅行に出かけたり動物や自然とたっぷり触れ合ったり家族や友達とたくさん遊んでふれあって、美味しいものを食べたり作ったり誰かを喜ばせることをやったり
…など、
とにかく、毎日を120%楽しんで過ごしてみましょう
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ゼヒトモ内でのプロフィール: 西山陽子 / Long Pianolife Academy, ゼヒトモのピアノレッスンサービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス
2021.1.4