コロナで自宅に籠もりがちなせいか、ふと昨日、生徒さんの演奏を聴いていて感じたことがあります。
自分が支配しているもしくは、認識している空間が狭くなってないかしら？？？
物質はみな素粒子の集まりですし、我々の身体も臓器も細胞も、結局は素粒子で出来ているので、家の壁もヒトの身体も素粒子レベルで見ると一緒なんですよね。
なんとなく、自分が意識している空間は壁とか、窓とか、建物の塀とか、区切られているものの影響を受けますが、
実は、世界はとてつもなく広い。
どこからどこまでが自分か？というと、
ついつい忘れてしまうけれど、
無限大
(宇宙=自分)
だったりします。
なのに、私たちはいつも
今いる空間の大きさに合わせて、演奏のスケールもコンパクトにまとめていたりします。
それだけでなく、大きなホールで演奏する機会があっても、
自宅のピアノの部屋の大きさに合わせて無意識にちんまりと自分の半径1mくらいの狭い範囲を自分のスペースだと設定して、その範囲内で音を響かせてしまいます。
それってとっても勿体無いよなぁ…
部屋の広さに関係なく、常に宇宙と一体なんだという意識でもって自分の身体から前後左右、何も遮るものがない広々とした空間をイメージし共鳴しているのを感じながらピアノを弾けば、自然と音も心地よく響くでしょうし、すっぽりとその深い響きに包まれるような壮大なスケールを感じることができるのでは？
と思ったのです。
普段の生活でも、
見えているもの聞こえているもの感じているもの意識しているもの
が全てだと思い込んでいますが、
自分には
見えていないもの
聞こえていないもの
感じきれていないもの
意識しきれていないもの
が膨大に存在していて、
自分で勝手に自分の限界を決めてしまっているなぁ…
と思うことがあります。
今把握している世界、空間をもう少しだけぐーっと拡げてみたら、視野も五感も一層鋭敏にそして広がりを持ち今思っている限界より上に行ける気がします。
もっともっと、世界を全細胞で身体中で感じてみたいなぁ…
と日々感じています。
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2021.1.4