「出来ている自分」を記憶に残すとうまくいく!ちょっと意外なピアノの練習のコツ。

最近始めた、効果的な練習方法があります。
今日はその方法をご紹介します♪

模範演奏は聴いてくれなきゃ意味がない!だから観たくなる動画をつくりましょ♡

以前は、わたしが生徒さんのために
模範の演奏動画や音声を作成して
レッスン後にお渡ししていましたが、

お家でちゃんと観てくれてるのかなあ…?
と心配でした。

う~ん…
正直なところ
あんまりみてないだろうなって思ってます、笑。

生徒さんのタイプにもよりますが、
時間かけて作ったわりに、
変化があまりないこともあるので。

そりゃあね。
よっぽどちゃんと弾けるようになりたい!
って思わない限りは、

なにが楽しくて先生が弾いてる動画を
わざわざ観るの?ってとこですよね~。

ママに動画に見せて!って頼んで
画面を確認しながら練習するって
なかなか面倒くさいものです。

もしくは、
何度もくり返し見てはいるけど
ぼんやり見ているのかもしれません。

実際、どこに
「注目して」
「観察したら」

いいのかわからないケースもあると思います。

こういうのって
目的をもって観ないと
全く意味がないですからね。

そこで!

自分が演奏している動画なら、
何度も真剣にみるのかも?
と思いつき、

レッスン中に
正しく弾けるまで一緒に練習したあとに
生徒さん本人が弾いているところを
撮影することにしました。

これがねえ
いいんですよ♡笑。
狙いどおり♡♡

なにがいいのかというと、

正しく弾けていた自分の姿が
記録に残るので

「自分はできている」という
記憶が残るんですよね。

しかも、人さまが弾いているところは
よく見ないけど

自分が弾いている姿は
まじまじと見る。

細かいところまで
よく観察する。

基本、人間って

人の話は聞かないけど
自分の話はたくさんしたがるじゃないですか。

それと一緒で、
人の演奏は聴かないし見ない、笑。

しかも一度は正しく弾けていて、
わたしに「すごいね~!」って
褒められているから

できていないと
あれ、おかしいぞ?!
となるようです。

自分はできる!と信じられるかどうかが上達のカギ。

もっと突っ込んで言うと
「自分はできる」と思ってやると
たいがいの事は難なくできます。

できるかなぁ…と思ってやると
ほとんどできませんね、苦笑。

だから、
「できている自分」をしっかりと
記録として記憶しておくって
とても有効なんです。

しかも、脳のメモリーだけでなく
動画という物理的な記録で
記憶できるようにすると

あれ?わたしの勘ちがいだっけ?
とならなくて済みます。

物的証拠があるって本当に強い。

この感覚は、
最近わたしが毎日演奏を配信するようになって
自分でも強く実感するようになりました。

録音する時に
「わたしは上手く弾ける」
と思って弾き始めないと
絶対に途中でつっかかるんです。

昨日のわたしは納得のいく演奏ができた。
だから、今日も上手くいくはずだ

と思うのか、

昨日のわたしは納得のいく演奏ができた。
でも今日はうまくいかないかもしれない

と思うのかは、
自分で選ぶことができるんですよね。

前者を選べば、本当にうまくいくし
後者を選べば、何度も間違えて撮り直しになる。

ほんと、面白いくらいにそうなんですよ!

自分で強く自覚したからこそ
生徒さん本人に弾かせて動画に撮ろう!

という方法にたどり着きました。

何度やってもうまくいかないな~
という時には
ぜひ試してみてくださいね♪

弾けないところだけを取り出して
ゆっくりていねいに弾いて撮影すれば

先生の手をかりなくても
自分でも正しい演奏動画がつくれますよ。

間違えたくない!
という気持ちと
ほど良い緊張感が

さらに上達のあと押しをしてくれるはず♫

「ラジオなピアノの時間」配信中♡ 
詳しくはこちら
ピアノの演奏&おしゃべり番組です♪

2021.3.20

レッスン, 練習法, 日々のこと