「スケールとアルペジオを制すればピアノを制する。」言い過ぎかもしれないけれど、ホントの話。

昨日のブログでは、ピアノを始めたいと思った今が、スタートするベストなタイミングですよ~というお話をしました。

「よし!やるぞ!」
と勇気を出してピアノを再開したら。

おそらく気になりだすのがこの問題。

「ハノン、やったほうがいいですか??」

これ、よく質問されます。

ハノンってなあに?という方は
そのままスルーして頂いても構いませんが、

(あ~、ハノンね…”(-“”-)”)

と思った方は、このまま読み進めてくださいね。

10人中9人は嫌いであろうハノン。
何のために同じパターンの動きを延々と
面白くもないのに弾かなきゃなんないの?と
子ども心にうんざりした方も多いでしょう。

結論を言ってしまうと、
単なる指の運動の部分(1番~38番)は
やらなくていいと思います。

ただ、憧れの曲をカッコよく美しく弾きたい!
色んな曲にチャレンジしたい!
と思っているのなら

スケール(ドレミファソラシドなどの音階)と
カデンツ(レラド→ミソド→ファソシ→ミソドの和音進行)、
アルペジオ(ドミソドミソド~などの分散和音)、
半音階(ドド♯レレ♯…の音階)はスラスラと美しく
そらで弾けるようになっておくのがお勧めです。

というわけで、
特別レッスンメニューもありますよ^^
集中して一気に飛躍したい!という方はどうぞ。

「スケール・アルペジオ・カデンツが得意になる集中講座」
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昨日の記事にも書きましたが、
ひとりひとり手や指の形・長さ・
大きさ・柔軟性が違うので
スケールとアルペジオを弾く時の弾きにくさが
人によって異なります。

ショパンやモーツァルトなどのクラシックに限らず、
どんなジャンルのピアノ曲にも
必ずといっていいほど
スケールとアルペジオ、カデンツが出てきます。

曲の中に出てきたタイミングでやってもいいんですが、
基本中の基本として先に
まとめて習得しておいたほうが

断然譜読みも楽だし
勝手に指もスラスラ動くので
ストレスが少なくて済むんですよね。

ある程度のスキルをお持ちの経験者さんには
是非とも本輿いれて取り組んでいただきたい
まさに「三種の神器」、笑!

今ちょうど、バッハのインヴェンションに
取り組んでいらっしゃる生徒さんも
スケール全調を細かく練習中です。

「スケールってこんなに音楽的に美しく弾けるんだ~!」
と、初めての経験だったようで。

ご自分の指から奏でられるなめらかな音の粒に
心の底から喜んでいらっしゃいました♡

いやはや、スケールもアルペジオもほんと美しいです。
ダダダダダーっ!とべタ弾きするなんてもったいない!

カデンツも、和音をしっかりと深く響かせると
ほんとうにカッコイイ。

「スケールとアルペジオを制すれば
ピアノを制する」

というのはちょっとオーバーかな?
でもホントです^^

お洒落な演奏にぐっと近づきたい方は
今年の目標として掲げてみてくださいね♪

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2022.1.3

奏法について, レッスン