ピアノの演奏を聴くと、その演奏者が
・どういう性格か
・明朗なのか、真面目なのか
・ポジティブなのか、ネガティブなのか
・今どんな精神状態で演奏しているか
・身体は今どんな状態なのか
・どのような思考のクセがあるか
・どのような視点で物事を捉えるか
・物事をどのように扱っているか
・音をどのくらい注意深く聴くことができるか
・どのくらいの集中力を持っているか
・どのくらいイマジネーションや表現力が豊かか
など、大体のところ(時にははっきりと)わかります。
音って、そのくらいに外に発する情報量が多いんです。
はっきり言って、緊張すればするほど、自分という存在が、内側から大衆の面前で素っ裸になります、笑。
何が言いたいのかというと、普段の生活をいかに丁寧に、センシティブに、クリエイティブに送るか ということが、最終的にはピアノの音として反映されるということです。
✨🌱✨
よく、なるべく良いもの、本物に普段から触れ丁寧に長く扱うことがいかに大事なことかということが言われますが、それは経験上、事実であると断言できます。
物の扱いが雑であると、やはりピアノの音も雑になりがちです。(特に音を出す瞬間と、出したあとの響きの感じ方に如実に出ます。)
そして、そのことを指摘しても、まずその違いがピンと来にくいせいか、腑に落ちるまで時間がかかるようです。恐らく、大事に物を扱う際の指先や手の平の使い方がいまいちわからないので、ピアノのタッチも丁寧に弾くという感覚がわかりにくいからかと個人的に感じています。
また、物や音の持つ波動を敏感に察知し、その波動の高さに自分の意識を合わせられるかが、日々の積み重ねられた習慣に左右されるのかと。
(ただし、この習慣は、今この瞬間からでも変えることは可能です。自分の周りの物事一つ一つに意識を払い、丁寧に向き合うように努力する。これだけです。たとえすぐにはできなくとも、一つずつ、少しずつ努力してみる。これが大事かと。生徒さんたちも、本当にちょっとずつ、ちょっとずつですが、毎回のレッスンの積み重ねが1年になり、2年になり…5、6年も経てば大分変化します)
全てのものには、振動や手触り、色合い、作り手の息遣いや心遣いなど、気が遠くなるような深い情報や価値がギュギュッと詰まっていて、私たちは手指や身体、五感を通して、様々なメッセージを受け取っているわけです。
そのメッセージを敏感に、充分に受け取れているのか?
それとも、
若干感覚が錆びついているのか??
あなたはどちらですか??
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ゼヒトモ内でのプロフィール: 西山陽子 / Long Pianolife Academy, ゼヒトモのピアノレッスンサービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス
2021.1.4