細かいパッセージは身体の中心から整える

例えばこういうところ↓

右手の細かい動き+左手のシーソーのような反復運動を繰り返すところは、左右ともぐらぐら&ぎこちない動きになりがちで、綺麗に心地よく弾くのは結構難しい。

こういう時、恩師からリズム練習を勧められていたので、真面目なわたしは言われた通り、

ファーソファーミ ファーラソーファと弾いたり、
ファーソファミー ファーラソファーと弾いたりと

ハノン(指の訓練のための教本)に載っているリズム練習用のリズムを何種類も活用して、右手の練習に明け暮れてました。(今思えば、私頑張ってる‼️っていう、単なる自己満に過ぎない練習だったりする)

この練習も、もちろん全く無駄というわけではないし、指の独立ができていないなど、原因によっては有効です。でも、自分の思い通りに自由自在に心地よく弾けるようになるための練習とは、どこがずれてる感覚がずっとありました。

身体の感覚がぎこちない原因を探った結果、身体の軸が整えば解決することに気づいたのは数年前。(ヨガを始めてからかな…)

レッスン中、生徒さんの姿勢(生徒さんの身体の中の感覚をスキャニングする感じ)とピアノの音(音が出る前、出た後のエネルギーの方向性)を観察するうちに、うまく弾けない原因は軸と身体を支えている重心の場所にあると確信が持てるようになりました。

なので、レッスン中は
指先や手の具体的な使い方の指導
+身体の中の感覚の確認
+身体の軸を一緒に探す作業
という、言葉で説明したり実際に身体を動かしたり触って確認したりという、伝授と確認作業に費やしています。

これって、その人の持つ身体のクセだったり、長年の積み重ねでできた歪みとの兼ね合いもあるので、なかなかマニュアル化が難しいと思うんですよね。結局は自分で「これ!」っていうのを試行錯誤しながら見つけていくしかない。
その過程がわたしはワクワクするので好きだったりします。

とはいえ、骨の数も造りも、筋肉や臓器も、人間である以上みんな素材としては同じなわけで、身体の構造をから演奏法を導き出すテクニックを学び活用することも有効だと思います。解剖学、心理学を学びたい…。

身体をほぐして、骨格を整えるアプローチも有効です。ピアノを必死に1時間毎日練習するより、身体を整えることに十分に時間を費やしてから効率よく30分でもピアノに向かったほうが、よほど思い通りの演奏が出来ます。

ブログの最初に例として挙げた譜面の箇所。今日のレッスンで生徒さんも苦戦していました。
もともと体幹が弱いタイプだと、なかなか身体の重心が定まらなく、指先で身体を支えてしまう生徒さん、本当に多いんです。

そこで、最近導入したのがこれ↓
バランスボード

体幹が育ってるかどうかは、ボードに座ってもらえば一発で分かります

ちなみに、わたしも骨盤が硬く、ついつい前傾になりがちなので(だから腰が痛くなる)、かなり重宝しています。

頭が骨盤の正しい場所の上に乗ると、途端に腕が軽くなって、音もスコンと抜けて良い響きに変わるんですよね。ほんと、面白いです。

というわけで、前回と同様、今回も8小節程度をみっちり丁寧にレッスンして60分あっという間に過ぎてしまいました。

♬生徒さんから頂いた感想♬
どの先生よりも陽子先生の指導が解りやすく、自分が上達していく感覚があった…とよく言っています

わたし、実は学びベタなんです…。

だから、レッスンを通して生徒さんと自分自身を観察することから気づくこと、得られることが多いんです。
生徒さんたちに感謝ですね。

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2021.1.4

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