ペダルは”ピアノの魂”

ペダルは”ピアノの魂”
アントン・ルービンシュタイン

基本的な踏み方さえ学んでしまえば、あとは、どれだけ美的センスと敏感で繊細な聴く耳と、柔軟な身体と精神を磨くかなのだと、やっと理解できました。

ペダルって本当に自由なのです。
私は、よくお化粧のパレットを例にして話をするのですが、メイク上手で発想が豊かな人は、色の組み合わせや質感、メイク道具まで、ルールや思い込みに囚われず、自由自在に使いこなしていますよね。まさにペダルもそんな感じです。本当にクリエイティブで自由自在。

ピアノって、弦を下からハンマーで打ち鳴らす原理なので、その構造上は打楽器ですが、振動するのは弦とピアノというボディー全体なので、

私の勝手な妄想ですが、打鍵の瞬間は打楽器的な意識で音を出し、弦が振動している音のイメージは弦楽器、ボディー自体を豊かに鳴らしたいときは金管や木管楽器のイメージでもって弾くようにしています。

ピアノは鳴らした瞬間に音が減衰していくのですが、弦や他の楽器のウァンと楽器自体がしばらく響いている感じは、ペダルを使うことで再現することができます。あとは、残響の演出も可能です。

音って、自分の身体や心を含め、ありとあらゆるものに振動が伝わって共振し、共鳴することで「共に生きている」という一体感が味わえるし、深く共感できるのだと思います。だから”ペダルはピアノの魂”なのかな、と。

自学するのに、とてもお世話になっているテキストです。レッスンでも使用できそう。

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2021.1.9

奏法について, レッスン, ペダリング