劣等生の心理。過去の私の経験から気づくこと。

大学時代、私は「劣等生」でした。というよりは、「問題児」に近かったかもしれません。

なぜかと言うと…

そもそもレッスンの受け方が分からない。

先生のお手本を見て聴いて真似て盗むが全く出来なかったんです

よく見て!よく聴いて!!
としばしば注意を受けましたが、

いや、見てるし。
(でも正直何を指摘されてるのかよく分からん)

ちゃんと聴いてるし。
(先生の音と違うのはよく分かるけど、どうしたら先生のように弾けるのかさっぱり分からん)

と毎度のように思っていました。要するに、

何をどう見たり聴いたりしたらいいのか、そのポイントが全く分かっていなかったのです。

2台ピアノがある立派なレッスン室(しかも2台ともスタインウェイ‼︎)で指導を受けていたので、先生と生徒は異なるピアノを弾いていたのですが、素直になれない私は内心、

先生とピアノのが違うんだもん!
おんなじ音出せるわけないじゃんっ!

とピアノのせいにして、ぶつくさ文句ばかり呟いていました、笑。

あとは、
先生が弾く演奏が絶対!先生から言われたことは1から10まで全部、絶対に守らないといけない!と思い込んでいたのも、レッスンからの貴重な学びを妨げていた大きな原因のひとつですね。(10どころか、せいぜい2か3くらいしか身につきませんでした。)

何せ、大学の偉い先生たちは、
トイレにも行かない(う○こするなんて、とんでもない)
近所のスーパーで買い物もしない(ビニール袋からネギが出てるなんてもってのほか!)

などと、本気で思っていました。

(ある友人は、先生がミニストップのソフトクリームが好き!と言う話を先生から聞いて、「○○先生、ミニストップでソフトクリーム食べるんだって‼️」と大騒ぎしていましたっけ)

なので先生が仰ることは絶対に守らないと上手くならない
と本気で思っていました。
(多分、その私のガチガチな思考と思い込みが重たすぎて、先生も結構しんどかっただろうと思います。そりゃそうですよね…)

私の場合は極端な例ですが。

残念なことに家でも学校でも会社でも日本人特有の慣習なのか、

こうしなさいああしなさい
が多いように感じます。

これはダメ!あれもダメ!

これも多い。

で、みんな素直なので

あれもしなきゃ
これもしなきゃ
あれもダメ!だから気をつけなきゃ
これもダメ!だから気をつけなきゃ

とギュウギュウに規則に締め付けられ、ついには自分で自分にダメ出しするのが普通になってしまっているように感じます。(少なくとも私はそうでした。)

先生の楽譜への書き込みを見ても、

「(音をうるさく)出さない!」
「(ペダルは)にごらない!」
といったような否定形、振り返ると散々言われてきたし、自分もついつい言っちゃうし書いちゃってますね。

人はみんな、

やっちゃダメ!って言われると、なんでか

絶対にやってしまう生き物なんです。

ちなみに脳は否定型が理解できないので、
「音を強く出してはだめ」と命令しても
「音を強く出す」という言葉しか認識しないのです。

「ピンクの像を想像しないでください」って言われても、勝手にピンクの像が頭に思い浮かぶでしょ、笑。そういうことです。

気をつけてるんだけど(だって親や先生に怒られるの嫌だから)、緊張のあまり意識しすぎてやらかしてしまうもんです、悲しいけれど…

「問題児」と先生に思われているんじゃないかといつも不安でした。「何度言ってもダメね!」って思われてるんじゃないかと本気で悩んでました。

何故ってなんだかんだ言って、先生のことを神さまみたいに尊敬していたし、自分のことを気にかけて貰いたかったし、褒められたかったから。生徒は多分みんな先生に対して同じ想いを抱いてますよね

まあ、その分、珍しく先生に褒められた時には、天にも登るほど嬉しかった思い出があります。

辛かった思い出も、嬉しかった思い出も、どちらも先生との感謝すべき大切な宝物です。それらをどう活かして、自分自身や生徒さんに還元していくかは自分次第。

今は、令和の時代です。人々の意識も良き方向へ向かっています。

ねば と べき はさよならしましょ。

せっかく、身体も心も悦ぶ音楽と向き合う大切な時間ですもの。

自分を卑下しない
自分にダメだしない

常にあるがままの素直な自分を見つめて、受け入れて、愛してあげるような時間を、ピアノと共に過ごしたいですね

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2021.1.9

レッスン, 哲学