子どものピアノレッスンについて

お子さんの成長に合わせた指導を行っています。

子どもたちは、
身体、感情、思考の順番に
成長し自立していきます。

7才までは、身体を使った模倣の時代。
7才から14才は、感情が
14才から21才は、思考力が育ちます。

この成長の段階にあわせて
レッスンも行っていきます。

7才までは真似て学ぶ

自分の身体のすべてにアンテナを張って
ありとあらゆる情報を学び取っていくのが
0才から7歳までの子ども時代です。

”この世界はとってもいいところ”
そんな風に子どもたちは感じています。

見たこと
聞いたことは
自分でもやってみたいし
話してみたい

目の前にあるものは
とにかく触って感じてみたいんですね。

だから、身体をいっぱい
使わせてあげたほうがいいんです。

大人がしていることをまねて学ぶ時期に
「自分で考えてやりなさい」
というのは、無理があります。

「人の気もちを考えなさい」
もまだちょっと難しいかもしれません。

7才までは、
口で言い聞かせるよりも
いかに良いお手本をおとなが示してあげて
やってみたい気持ちをつぶさず
尊重してあげるかが
大事になってきます。

できない時期に
できないことを無理してさせない。

はやくはやくとせかさない。

でも自分でできるようになったことは
時間がかかっても自分でやらせてあげる。

子どもが自分でやれる力を
大人が奪わない。

頭ではわかっていても
なかなか難しいことばかりですよね。

なので、レッスンは
ちょっと余裕をもたせた45分間にしています。

大人が子どもの成長を焦るがために
子どもの伸びゆく芽をつぶすことのないよう
気を付けて見守ってあげたいですね。

7才からは心を育てる

感情の成長と自立が育つ7才から14才までは
自分の思いを心で感じ取り、
自分のことばで語り
音と身体で表現する力を伸ばしていきます。

7才までで身体が自立し
自分のことは自分でできるようになったあと

これまで身体を大きくすることに
費やされてきたエネルギーは
記憶力と感情に使われ始めます。

心もすこしずつお母さんから自立していきます。

お子さんの様子をみながら
おうちのピアノも、
リビングから子ども部屋へ
移してあげましょう。

なぜなら、ピアノは
孤独な楽器だから。
心の軸を育てるに適した楽器です。

ピアノの練習は
秘密の日記やラブレターを書くのに似ています。

家族がいる前で日記もラブレターも
絶対に書きませんよね、笑。

自分の感情をじっくり見つめて
心を開放してピアノで表現するためには
ひとりになれる環境がいいんです。

この世界は美しいものなんだと
日々感じることができる大切な時期だから

良い音、良い音楽を
たくさん聴かせてあげて
自分の手で弾かせてあげたいですね。

自分にはまだできないことや
自分にはわからないことを

もっと知りたい
できるようになりたいという
お子さんの思いを大切に
レッスンを行っていきます。

14才からは自分で自分を教育していく力が育つ

これまでは、親や先生のいう事を
おとなしく聞いていた子も
次第に自分の考えを持つようになってきます。

自分はこうしたい!
という主観的な考えと

外から眺めてみた客観的な考えを
持てるようになってくるので

ピアノも録音した自分の演奏を聴いたり
客観的な視点で自分の演奏をとらえてみるなど
広い観点で「自分」を観れるようになります。

音楽は答えがないので
感じること
考えること
想像すること
を自由に組み合わせて
自分の音楽を作り出せる楽しさがあるんですよね。

自分の感性や感覚に合うお手本を
自分で探し選んでいく。

そのお手本をもとに
自分の音楽を極めていく。

自分で自分を教育していく力を育てていける
とても重要な時期です。

だからわたしも
「ああしなさい」「こうしなさい」と
指示したり教え込むことはしません。

身体のクセや特徴も
好みや理想、考え方も
人それぞれ全く違うところが魅力だから

お互いに意見を出し合って
よりよい表現を見出していきたいなと思います。

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2022.1.18

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