個人のピアノレッスンが合っているお子さんのタイプとは

ある大手の音楽教室から移ってこられた
生徒さんの例です。

音楽はもともと大好きで
感受性も強く表現力のあるお子さんですが、

集団指導が合っていないのと
他の子に比べると
ゆっくりじっくり学んでいくタイプなので

みんなについていけなくて大変なのでは?と
お母さまは心配していらっしゃいました。

  • 楽譜が読めなくて、耳で覚えて弾いてしまう。
  • 一斉指導が入りにくい。
  • 器用に物事をこなせず取り残されてしまう。

このようなケースは本当によくあります。
いたって普通です、笑。

こういうタイプのお子さんは、
1対1でじっくりゆっくり
わかりやすく教えてもらえて、

なおかつ焦らずに
一歩一歩前に進んでいけるような環境を
整えてあげると伸びます。

幼児科を卒業したタイミングで
わたしの教室に来てくれました。

前のお教室で、

豊かな感性や
音楽をよく聴く耳

音楽ってたのしいな♡と
のびのびと表現するこころを
しっかりと育ててきた土台があったので、

すこしずつ楽譜も自分のちからで
正しく読めるようになって

基礎的なテクニックが
身に付いてくると、

持ち前の豊かな表現力で、
彼女らしい魅力的な演奏を
聴かせてくれるようになりました。

だから、
前のお教室での経験は
全く無駄ではないんです。

むしろ、その経験は
しっかりと生きています。

人前で演奏を披露したり、

学校の行事で
ピアノの伴奏を務めたりする
楽しさを知ったり、

今の自分のレベルより
難しい曲に果敢に挑んで
マスターしたりと、

前向きにさまざまなことに
チャレンジする心も
同時に育っていきました。

なかなか思うような結果が出ず
悔しくて泣きじゃくったこともあったね。

気持ちよく思うままに演奏できて
なんども得意になれたよね。

ピアノを通していろんな気もちを経験して
その気もちをまたピアノで表現することを
くり返すうちに、

彼女とピアノとの距離も
どんどん近づいていっているように感じます。

決して真面目に
コツコツと練習するタイプの
生徒さんではないけれど、笑。

いいんです、それで。

自分の気もちに素直になって
気の向くまま。

これからもずっと、彼女らしく
幸せいっぱいにあふれたピアノの時間を
過ごしてくれそうです。

その子の生きているラインの上に
わたしも立って、
同じ方向を向けば、

お互いに無理せず楽しく
幸せな時間を過ごせるんだな

そんな気づきを与えてくれた
大切な生徒さんです。

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2021.2.28

未分類, レッスン, 大切なこと